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申告敬遠とは?いつから導入される?批判の声が多い理由とは…

time 2018/02/22

申告敬遠とは?いつから導入される?批判の声が多い理由とは…

こんにちは、2017年メジャーリーグ(MLB)において申告敬遠が導入され物議を醸し出しています。

メジャーリーグに右に倣え感のある日本野球機構(NPB)は一体どういった対応に出るのか、ファンとしては気になるところですね。

この記事は、そんな気になる申告敬遠についての内容となっています。

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申告敬遠とは?

敬遠は、投手が試合状況などから、打者との勝負を避け、故意に四球を与えることです。

それが守備側の監督が球審に敬遠の意向を申告すれば、投手が投球することなく打者は一塁に出塁となる、これが申告敬遠ということです。

2017年メジャーリーグで導入され話題になりました。

大リーグのマンフレッド・コミッショナーが

  • 投手交代
  • コマーシャル
  • チャレンジ制度によるリプレイ
  • (監督、コーチが)マウンドに向かう時間
  • 投手と打者がノロノロと時間を使う

などの行為で年々、試合時間が長くなっていることを問題視、試合の迅速化を模索していく中で「申告敬遠」の導入を決断したという経緯があります。

プロ野球など日本の野球界は、古くからルールを大リーグにならってきました。

大リーグが導入した何年か後に追随してきた歴史があります。

今回の申告敬遠についても「いずれ世界的に導入される。国際化の流れに逆らうわけにはいかない」という声があり、日本野球機構側も「原則、ルールはアメリカのスタンスを受け入れる。時間短縮の試算はしていないが、少なくとも試合時間が長くなることはない」と説明しています。

そしてプロ野球はすでに選手会も「問題はない」と同意していました。

いつから導入される?

プロ、大学、社会人では今季(2018年シーズン)から実施。

高校野球では今季、実施しない方向ということでした。

ルール

  • 守備側が敬遠したいと思った場合に、ベンチから監督が球審に「敬遠!」と指示をします。その後、打者に伝えて一塁まで向かう形になります。
  • ボールカウントが仮にすでに2ボールカウントされていたとしても、申告することによって敬遠できる。
  • 通常通り4球ボールにして敬遠することが出来る。
  • 申告敬遠した際の4球の球数はカウントされない。しかし、申告する打者に対して申告前にすでに、カウントしていた球数はそのままカウントされたままになる。

ですから、過去にいない「0球敗戦投手」が誕生する可能性もあるということですね。

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批判の声が多い理由とは

メジャーリーグで体験していますイチロー選手は「あれは(ルールを)戻さないと駄目でしょう。空気感があるでしょう。4球の間に。面白くないですよ」と話してるように、もしかしたら何か起きるのではないか?というドラマ性やドキドキ感がなくなるという、ファン側からすればメリットのないルールなので批判の声が多いと思いますね。

例えば

  • 1981年日ハムの柏原純一選手が西武戦で敬遠ボールをホームランにした試合。
  • 1982年大洋(現在横浜DeNA)対阪神の開幕戦で、阪神の故・小林繁選手が二死一、三塁から投じたサヨナラ敬遠暴投。
  • 1990年巨人のクロマティ選手が対広島戦の延長で敬遠ボールをライトオーバーのサヨナラヒット。
  • 1999年の阪神対巨人の延長戦で、当時、阪神の新庄剛志選手が、槙原寛己選手の敬遠ボールを三遊間に強引に引っ張った、サヨナラ敬遠ヒット。
  • 2017年5月のヤクルト対阪神戦で、7回二死二、三塁でヤクルト・ルーキの敬遠球が暴投となり決勝点になっていました。

というように敬遠にアクシデントが絡むと、勝敗に直結するドラマになります。

そういう試合の細やかな心理戦や駆け引きが大好きな日本の野球ファンの感情からすれば、何かが起きる宝くじのような可能性は残してもらいたいという思いもあっての批判なのだと思います。

しかし現場、選手側からすれば、導入することにデメリットのまったくないルールと言われています。

投手、捕手、監督、コーチら現場の立場からすれば、万が一の暴投やボークというリスクを回避できます。

また厳密に言えば4球を削減できるのでトータルの球数にも少しですが影響します。

こちらもメジャーリーグで経験しています田中将大選手は、

  • 4球軽く投げた後、打者とスイッチを入れ直して対戦する。それをしなくてよくなる。
  • 敬遠で緩く投げるのが苦手な投手もいる。

と選手のメリットを語っていました。

大リーグで見直し論浮上

今シーズンから実施される申告敬遠ですが、メジャーリーグでは早くも見直し論が浮上しています。

試合時間削減目的で申告敬遠を導入しましたが、ストライクゾーンから大きく外して4球を投げるという行為を排除したことで、1分、おそらく2分の時間短縮ができました。

しかし実際には、各チームは、それほど多くの敬遠四球を行っていないということです。

2016年は2428試合で932回の敬遠四球があり、これは2.6試合に1度の割合。

2017年は、やや増えて2430試合で970回だったが、時間節約はわずかなものだったという結果になっています。

そして

「マンフレッド・コミッショナーは、我々が楽しみにしていたいくつかの要素も取り上げてしまった。敬遠の際、相手監督を臆病者とブーイングで罵ることは、興奮したファンにとって、ちょっとした楽しみでもあった。だが、その4球を投げないのでブーイングどころか咳払いもできなかった。また敬遠球を打つというようなハプニングも奪ってしまった。滅多に起きることではないが、もし起これば、それはファンが興奮するものだった」

と、こちらも日本のファンと同じような指摘があり、ルールの見直し論が根強く残っています。

また野球評論家の里崎智也氏は

「時間短縮が理由だとすれば、それほど効果は期待できません。年間、敬遠の数は、そこまで多くありません。逆に来季からは、リプレー映像を使った日本版のチャレンジ制度が導入されますよね。メジャーのような映像確認システムの整っていない日本では、抗議があれば現場で審判団が映像を確認することになりますから間違いなく時間がかかります。しかも敬遠と違ってチャレンジ権利は、両球団は必ずといっていいほど可能な限り回数を使うでしょうから、平均試合時間が、これまでより長くなることは避けられないでしょう。そういう部分を考慮すると、時間短縮のために申告敬遠を導入するという理由は苦しいものに感じます」

と違う視点で問題視していました。

私なりのまとめ!

何れにしても申告敬遠は実施されるので、その後また議論が熱くなりそうですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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